亀ヶ岡文化とは、今から約3000〜2300年前の縄文時代晩期に、北海道南西部の渡島半島から東北地方一円に盛行した文化で、その名は、つがる市の亀ヶ岡遺跡に由来します。亀ヶ岡文化は、土偶などの祭祀的遺物や精巧な土器・漆器などの工芸的な遺物が特徴的で、地元で「シャコちゃん」も愛称で親しまれている遮光器土偶は、亀ヶ岡文化を代表する遺物のひとつといえます。
当センターは、亀ヶ岡文化の研究を多方面から研究し、学界に貢献するとともに、優れた地域文化であることを顕彰し、地域社会の活性化に貢献することを目的として、平成17年度に開設されました。センターの研究員は文化財論講座の教員7名が兼務しており、考古学・文化人類学・美術史・民俗学などが多方面から亀ヶ岡文化を研究する体制となっています。また、青森県で埋蔵文化財行政を担当する現役の職員や現職員に客員研究員を委嘱し、地域との連携を強化しています。
総合教育棟2階のセンター展示室では、年に1回ミニ特別展を開催し、学内だけでなく広く一般市民に研究成果を公開しています。弘前大学には、旧制弘前高等学校旧蔵考古資料や旧樺太(ロシア連邦サハリン州)の考古資料(船木鐵太郎コレクション)、人文学部の発掘調査資料(外ヶ浜町今津遺跡・三戸町杉沢遺跡)があります。ミニ特別展開催期間外は、展示室にはそうした弘前大学が所蔵する考古資料が並んでおり、事前に見学の申し込みがあれば、随時開館しています。
センターの活動は、21世紀教育・人文学部の専門教育・国際交流科目・学芸員課程に関する各種専門科目など、多方面の教育活動と連繋して行われています。そのなかで、センター展示室は、考古資料の基礎的な整理・分析から列品作業まで、大学の教育活動の中で実物資料に直に触れる貴重な機会を提供する場となっています。
亀ヶ岡文化研究センターは、教育・研究・社会貢献を一体のものとして実現している組織なのです。
これまでの主な活動
@ミニ展示会
・亀ヶ岡文化の世界(平成17年度)
・森吉山麓の亀ヶ岡文化(平成18年度)
・成田コレクションにみる縄文の造形(平成20年度)
A発掘調査
・青森県三戸郡三戸町杉沢遺跡(平成18年度)
B調査研究報告書類の刊行
・『ミニ特別展「亀ヶ岡文化の世界」』展示図録(平成17年度)
・『亀ヶ岡文化遺物実測図表(2)』(平成17年度)
・『亀ヶ岡文化遺物実測図表(3)』(平成18年度)
・『青森県三戸郡三戸町杉沢遺跡発掘調査報告書』(平成19年度)
・『亀ヶ岡文化雑考集』(平成19年度)
・『成田コレクション考古資料図録』(平成20年度)
→亀ヶ岡文化研究センターホームページはコチラから
研究活動実績
人文学部付属センター
教育活動実績
学外活動
人文学部に関するお問い合わせは、人文学部まで
〒036-8560
青森県弘前市文京町1番地
TEL: 0172-36-2111(代表)