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在学生・修了生の声

在学生の声

人文社会科学専攻 文化芸術コース(2020年4月入学) 齋藤 佑真
 私は文化芸術コースに所属し、思想・哲学を中心に幅広く学んでいます。私の場合、学部卒業後一度就職した経緯があり、その中で感じた疑問について、また大学で考えてみたいと思ったのが進学動機です。例えば就職活動において、「働くこと」をどれだけの学生が真剣に考えられる(余地がある)のか。まず給与や福利厚生、企業のネームバリュー等のインセンティブが志望動機に関与してきます。勿論その仕事が社会にとってどんな価値をもたらすのか、働くことによってどんな充実感が得られるのか、といった指標もありますが、それは短期インターンシップや就職情報サイトを中心とする媒体からほぼ判断せざるを得ません。どの企業も自社にとって良い人材が欲しいし、就職内定率は教育機関の価値の一つとなります。一人一人の多様性よりも、まずは就職活動、新卒一括採用の中で「あるべき姿」が決まっていて、それ以外の価値があまり許されないような社会になっていると感じます。歴史上、様々な要因によってこの「あるべき姿」は常に変わりますが、もっと違った在り方が同時にあっていいのではないかと思います。
 こうした「あるべき姿」は世のあらゆるメディア(媒体)によって形成されると考えていて、現在メディアとコミュニケーションの関係について文献調査を中心に研究を行なっています。ITがますます進歩する今後、その関係はさらに重要な問題になってくると考えています。
 大学院には学部の講義を履修(復習)できる制度もあります。また私の場合、学生の頃には無かった様々な経済的負担があるので、日本学生支援機構の奨学金の他、大学の様々な経済支援制度に本当に助けていただいています。通学しながら仕事もしていますので、大学院の一年目は履修科目が多くスケジュールがとても厳しいものになりますが、順調にいけば必修科目はほぼ一年目で取得できるため、二年目はほぼ研究に専念できます(長期履修制度もあります)。この年齢で職を辞しての進学の為、批判の声も数々ありましたが、日々あるべき姿に従属して暮らすよりも、その方がきっと社会に貢献できると信じています。正直不安は拭えませんが、むしろ社会人を経験した今だからこそ考えられることがあると思っています。

応用社会科学専攻 地域人材育成コース(2019年4月入学) 松本 知也
 私は大学院で刑法を専攻し、特に少年法制について研究しています。私は元々教育学部の学生だったのですが、児童自立支援施設での学習支援ボランティアなどの経験を通して少年非行に関心を持ったため、少年法制について深く学んでみたいと思い大学院進学を決意しました。
 実際に進学してみると、学部生の時のような講義形式は少なく、ほとんどが教員と学生の距離が近い演習形式であったため、密度が濃くとても充実していました。教育学部出身のため、授業についていけるか不安でしたが、少人数制であったため疑問点についてすぐに聞くことができ深く学ぶことができました。法学だけでなく、経済学や経営学などの専門外の分野の授業をけたことで物事を多面的に考えることの大切さを学びました。大学の授業と大学院の授業との大きな違いは、大学院は大学よりも授業のコマ数が少ない代わりに、大学の授業よりも何倍もレジュメ作成などの準備に時間がかかることだと思います。その分、自分で主体的に考える時間も多く、他の学生との議論も活発にできるため、準備の大変さを上回る楽しさを得られます。このような充実した環境で学べることは大学院ならではのものだと思います。
 今後も、大学院で学んだ学問を究めることの素晴らしさをかみしめつつ、社会人になってからの仕事に活かしていきたいと思います。

修了生の声

文化科学専攻 総合文化社会研究コース修了(2020年3月修了) 木戸 奈央子
【在学時の研究内容】
 大学院では、近世・近代の陶磁器を専門領域とし、幕末から大正初期にかけて新潟県で作られ、北海道向けに大量に移出されていた越後産焼酎徳利の生産と流通について研究しました。
【在学時の大学院生活の感想や思い出】
 社会人として入学したため、現役学生の皆さんとは年齢が離れていましたが、学問の上では皆が同じ立場で、年齢を問わず考えや意見などを共有できる仲間ができたことが何よりの財産となりました。
【大学院での研究と現在の仕事との関連】
 私は文化財に携わる仕事に就きたいと思い、その専門性を高めるために大学院へ入学し、2年生の春に縁あって市役所に学員として就職しました。仕事と学問の両立は大変でしたが、職場の理解もあり、大学院の長期履修制度が利用できたので、無理なく進めることが出来ました。
 市町村の学芸員は専門職ですが、行政の仕事でもあるため、自分の専門領域が直接業務につながらないことも多々あります。ただ、それと同じくらい調査研究の手法など、学んだ経験が活きてくる場面に直面することもあり、大学院で培った経験や専門性を高めてきたことが仕事に結び付いていることを実感します。

文化科学専攻 総合文化社会研究コース修了(2020年3月修了) 原田 大生
【在学時の研究内容】
 在学時はフランス哲学を研究していました。ジャン=ポール・サルトルが生前に刊行することのできなかったモラル論的著作とはどのようなものであったのか、ということを他の著作や死後に出版されたものを用いて考察しました。
【在学時の大学院生活の感想や思い出】
 自分の研究分野以外のことでも、授業やそれ以外の時間を通して他の学生と交流し触れることができました。また良い先生方にも恵まれ、自分の興味のある分野を深めていくことができました。
【大学院での研究と現在の仕事との関連】
 現在は地元の新聞社で働いており、今年度は整理部という部署で記事への見出しをつけ紙面へとレイアウトしていく仕事をしております。自分の仕事の成果がそのままのかたちで朝に家に届くということにとてもやりがいや楽しさを感じます。内容としては直接的な関係はないのかもしれませんが、自分が仕事をしていく上でひとつひとつの事実と向き合う姿勢や何が重要かを探る思考は哲学研究によって培われたものです。
【その他】
 大学院生活において自分の知的好奇心を満たし、たくさんの人と出会いながらこれらの能力を身につけることができました。大学院生活は自分の人生において宝であり、2年間の経験は今後の人生にも生きていくのではないかと感じております。

修了生へのアンケート結果

2020年度修了生へのアンケート調査の結果は下記のとおりです。(修了12名,回答12名)

教育課程および教育カリキュラムに満足していますか。

満足している 10
どちらかといえば満足している 2
一概に言えない  
どちらかといえば満足していない  
満足していない  

指導方法および指導体制について満足していますか。
満足している 11
どちらかといえば満足している 1
一概に言えない  
どちらかといえば満足していない  
満足していない  

本研究科における学習目標の達成度についてお尋ねします。

十分に達成できた 8
ある程度まで達成できた 3
一概に言えない
あまり達成できなかった 1
達成できなかった  


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