博物館学芸員資格、高等学校中学校教諭一種免許状
(いずれも規定の科目を履修することが必要です)

概要


◇取得可能資格◇

1958年(S33)  教育学部に
村越潔先生が着任
 1995年(H7)  村越潔先生退官
名誉教授となる
 1998年(H10) 人文学部に
藤沼邦彦先生が着任 
 2008年(H20)  人文学部に
上條信彦先生が着任
 組織  国立大学法人 弘前大学
 講座  人文社会科学部文化財論講座
 課程  文化創生課程文化資源学コース 
(2016年度より人間文化課程文化財論コースから改組されました。)
 大学院  人文社会科学研究科歴史文化財専攻(修士課程)
 所在地   〒036-8560 
 弘前市文京町1番地 弘前大学人文学部
(98年以降研究室は人文学部に設置されています)    
【郵送の際、住所にご注意ください】
 弘前大学の考古学研究は、教育学部に村越先生が着任したことに始まります。
 この時期は、岩木山山ろくでの開発に伴い組織された「岩木山麓埋蔵文化財古代遺跡緊急発掘調査事業団(弘前市、東京教育大学、成城大学、弘前大学ほか)」による調査が始まった頃です。その後、薬師(旧岩木町)、オセドウ(市浦村)、垂柳(田舎館村)、石神(森田村)など県内の著名遺跡を調査し、多くの人材を輩出しています。
 村越先生の退官後、日本考古学ゼミが本学にない時期もありましたが、98年に教育学部から人文学部に移り、(新)日本考古学ゼミが設置されました。その時藤沼先生が着任されました。藤沼先生は亀ケ岡文化研究の大家であり、また長年博物館での勤務実績を生かして、亀ケ岡文化研究センター(現 北日本考古学研究センター)を設立しました。
 先生の指導のもと本研究室から研究報告も多く出版され、青森県を中心とした亀ケ岡文化の実態が明らかになりました。
 現在では文化財学(主に中世〜近世考古学)の関根教員、文化財科学の片岡教員、博物館学(動物考古学)の植月教員がいます。さらに西洋考古学(宮坂教員)、出土文献学(武井教員)など関連教員もいます。弘前大学の考古学研究は、時代的に先史〜近代、ジャンルは土器・石器だけでなく植物・動物と幅広いだけなく、保存や理化学的分析、博物館での展示といった利活用まで総合的に学ぶ体制が整えられています。

◇弘大考古のあゆみ◇

◇カリキュラム◇

◇研究室のご紹介◇

 学部2年時には、考古学実習のみ参加可能な実習生として配属されます。3年時にゼミを正式に決定します。4年時には2・3年時の学習成果を生かして卒業研究を書き上げます。
 なお、1年時には教養科目の「青森の歴史」「考古学入門」、1年後期〜3年時には専門科目の「物質文化史」「日本考古学」があります。考古学を勉強したい人はぜひ受講することをお勧めします。
 2年生から文化資源学コースを選択することから、専門教育が始まります。コースの「考古学実習」3年次の「考古学フィールドワーク実習」は、上の写真のように実際に遺跡・遺物に触れながら、考古資料の【資料化】の過程を学びます。遺跡の発掘から報告書の作成までの一連の過程を実践的に学びます。過去の先輩の成果は『遺跡発掘研究報告書』として刊行されています。特に、この科目は実物を使った一連の技術を習得できるとあって、考古学を学び、かつ関連する進路を選択する場合において重要な科目です。
 3年次からは「ゼミナール」が始まります。ゼミナールでは専門の報告書(レポート)の執筆法から、論文講読からの資料批判と理論について学んでいきます。
 大学院には、修士課程(2年)に「人文社会科学研究科歴史文化財専攻」が設置されています。教員と学生の1対1に近い体制によって、将来の考古学・博物館関係専門家育成を目指しながら、研究室運営の指導的立場として、高度な専門性とグローバルな視野を持った人材育成を行っています。さらに高度な研究技術を得たい方は、博士後期課程のみの大学院である地域社会研究科があります。
 また、青森サテライト教室では大卒以上の社会人を対象とした科目等履修生,聴講生の募集が行われており、大学院生とともに専門的な知識と教養を得たい方は、考古関係開講時での受講が可能です。
 関連するゼミとして、「文化財論講座の文化財論研究室(関根教員)」や「西洋考古学研究室(宮坂教員)」、「文化財科学研究室(片岡教員)」、「博物館学研究室(植月教員)」があります。考古学のゼミ生の多くはこれら関連ゼミの教員が開講する科目を受講し、幅広い知識を得ています。
 担当教官の分野外のテーマについては、地域の専門家を招いての集中講義があります。
 ゼミの正式所属は3年時からですが、1年時から関心のある人は是非、研究室・実習室のドアをノックしてみてください。また北日本考古学研究センターの公開時にのぞいてみてください。意欲のある人は大歓迎です。


 一見この一連作業は、ロマンに満ちていますが、何も語らないモノですから、こちらからアプローチしないとよく分からないまま終わってしまいます。ではどうしたらいいか、つまりモノからいかに情報を引き出すか、これが考古学の基本的な研究方法で、本ゼミで学ぶことのできる特徴のひとつです。4年生の卒業研究や大学院の研究では、ゼミで学んだ研究法を応用して、実際自分の五感を使ってのモノを再度観察することによって、オリジナルの成果を生み出していきます。


人材輩出実績
進学     (弘前大学・東北大学・上智大学ほか) 
専門職・研究職(青森県教育庁・岩手県教育委員会・山形県教育委員会・福島県教育委員会・八戸市教育委員会)
公務員    (青森県・八戸市・宮城県警・神奈川県警・新潟県警ほか)
自衛官、金融、小売、サービス

 遺物にじかに触れ、つぶさに観察するその経験から、考古学教室からはこれまで多くの人材を輩出してきました。
研究室のテーマは縄文時代研究が主体ですが、その研究視点は型式学的分析から自然科学的分析まで多岐に及んでいます。学んだ経験を生かして、将来的に海外を含む他地域・他時期の研究へ応用して活躍している人達もいます

本研究室では、専任教官による少人数のゼミ体制によって、研究していくことができます。遺跡から何千年前の人達の資料をこの世で初めて土の中から発見し、それを復元し公開していく技術を身につけること、の醍醐味は本研究室が開設されて以来、脈々と受け継がれています。