文化財科学分析室・文化財分析機器室
 低湿地遺跡から発見される水浸しの有機質遺物の保存処理を行っています。これらを後世により良い状態で伝えるため、樹脂含浸装置により強化処理を行なった後、真空凍結乾燥機により発見時の形状を維持したまま乾燥した状態にします。
 また、日々の処理から遺物の劣化状態、処理温度や寸法変化等のデータを収集・蓄積することにより、より良い保存処理法の開発へ役立てています。デジタルマイクロスコープやX線CT分析装置、生物顕微鏡、可搬型蛍光X線分析装置、石炭顕微鏡等の最新の分析機器を使用して、微細な構造観察や成分分析、材質同定を行うことにより、考古学分野へ新しい情報を提供します。

施設紹介

成田彦栄氏考古資料収蔵展示室
  青森市の医師で遺物の収集家でもあった成田彦栄氏を顕彰するために、かつて考古資料の保管されていた部屋をイメージして設計されています。  学生や研究者が、間近に資料を観察できるような「収蔵」展示の手法を用いています。考古資料におけるこのような展示法は、自然史分野(動物植物標本など)に多くありますが、考古資料ではほとんどなく、ユニークな展示法として注目されています。

施設概要


沿革

平成17年10月5日  亀ヶ岡文化研究センター設立
平成21年9月24日  成田コレクション考古資料寄贈
              展示室を設置
平成26年4月1日   センター名称を変更
              北日本文化研究センターに


開館日について
本センターでは、研究施設で常駐職員不在の為、通常は閉館しています。 大学祭(10月下旬)に合わせて、一般公開とともに特別展示を行っています。(入場無料) また、団体や調査研究目的の来学者に限り、職員が対応します(要予約)

実習室
 人文社会科学部の学生が主に実習を行なう部屋です。書庫や実測器など実習・演習に必要な設備を整えています。学部レベルから、実物を使った実践的な技術を習得することにより、未来をブレークスルーできる人材を育成しています。

施設

植物古DNA分析室
 遺跡から出土した種子や木材からDNAを抽出し、過去にどのような植物が生育していたのか、そして現代の品種改良に生かせる情報を提示していきます。 全ての機器類は考古資料のみに使用され、分析者等を限定する事により、人や空気の侵入を防いでいます。考古資料専門の分析の設置によりコンタミネーションを抑えた、より確実性の高いデータを提供できます。                     
 [サーマルサイクラー、クリーンベンチ等
]

コラボ弘大機器分析センター (2階暗室2)
主に農学分野を中心に組織細胞切片作成装置などが設置されています。

書庫

北日本を関係遺跡を中心に発掘調査報告書や考古学関係雑誌などを取り揃えております。全国の研究機関および泉拓良・葛西励先生といった研究者から寄贈により東北の大学では最大規模の蔵書数があります。

展示室
 旧制弘前高等学校考古資料や旧樺太の考古資料(船木鐵太郎コレクション、人文社会科学部の発掘調査資料(外ヶ浜町今津遺跡、三戸町杉沢遺跡)など、数千点の資料を保管、一部を展示しています。
 年に1回、全ての展示換えを行い、プロジェクトの新しい成果を実物を通じて発信することによって地域還元につなげていきます。