| やさしい 日本語 |
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| 災害時の日本語」研究グループでは、「やさしい日本語」は普通の日本語と比べて、外国人にとって理解しやすいものなのかを検証するために、外国人に対して聴解実験を行なっています。 以下の内容は、『災害時に使う、外国人のための日本語案文 ラジオや掲示物などに使うやさしい日本語表現』(「災害時の日本語」研究グループ、1999)を基にしたものです。 |
検証の結果 聴解実験の詳細 (1)実験の目的 (2)仮説 (3)実験の概要 (4)実験の方法 (5)聴解実験の結果
検証の結果 |
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・外国人のための日本語案文(以下「やさしい日本語案文」と称す)を用いた表現では、 現行のNHKニュースを聞いたときよりも、理解度が著しく高くなりました。 ・やさしい日本語案文は、日本語初級後半から中級前半程度の外国人でも、理解することが十分可能でした。 ・やさしい日本語案文を用いた災害時の情報伝達は、日本語に不慣れな外国人にとってとても有効でした。 |
聴解実験の詳細 (1)実験の目的 |
| 簡単な日本語での日常会話ができる程度(初級後半〜中級前半)の外国人が、簡潔な表現に言い換えた地震のニュース(やさしい日本語案文)を聞いて、 ・どの程度理解するか ・普通のNHKニュースに比べて、理解度が高まるかどうか を調べました。 |
(2)仮説 |
| 簡単な日常会話ができる程度の外国人にとって、通常のニュースを理解することは非常に難しいと思います。しかし、やさしい日本語案文を用いたニュースでは、その理解度は著しく高くなると思われます。 |
(3)実験の概要 |
○被験者 ・レベル 日本語初級後半〜中級前半程度 (日本語学習歴5ヶ月〜2年程度、あるいは日本滞在歴5ヶ月〜2年程度) ・所属 京都外国語大学留学生科、龍谷大学留学生別科、京都橘女子大学、神戸商科 大学(現 兵庫県立大学)に在籍する外国人留学生、交換留学生、学部学生 ・人数 36名 ・出身地 中国、台湾、韓国、スペイン、イギリス、アメリカ合衆国、アイルランド、 オーストリア、 カナダ、ドイツ、ノルウェー、ブラジル、マレーシア、ミャンマー ○実施時期 1998年11月〜12月 |
(4)実験の方法 |
○聴解実験用ニュースの作成 災害時に、実際に報道されたNHKのニュース原稿のニュース文(A)と、やさしい日本語で作ったほぼ同内容の外国人用のニュース案文(B)を5文ずつ作成しました。 ○音声テープの作成 聴解実験用ニュースの文を、それぞれのテープに録音しました。(A)の文は、NHKのニュースの速度に近い、ほぼ1分間400拍の速度で録音しました。(B)は、その約半分の速度(1分間200拍程度)とし、文と文の間(句点)のポーズ(あいだ)を1秒ずつ空けて、録音しています。 ※1拍はひらがなで一文字分に相当します。ただし「ゃ」などの拗音、「っ」などの促音、「つうろ」の「う」の部分のような長音は、その前の拍と一緒に数えることにしました。例えば「ピッチャー」なら「ピッ」「チャー」の2拍として数えます。 ○被験者のグループ 被験者は次の2グループに分けました。両グループの日本語能力のレベルは、ほぼ同程度になるように事前にレベルテストを行い、そろえています。 (A)を聞くグループ 9名 (B)を聞くグループ 27名 ○解答方法 それぞれのニュース文を一回ずつ聞いてもらい、質問文が記入された用紙にその答えを書き込んでもらいました。 ・質問文は(A)・(B)ともに同じです。 ・質問文は日本語・中国語・ハングル・英語で書いてあり、答えもこれらの言語のうちの一つ を使用しました。 |
(5)聴解実験の結果 |
・(A)を聞いたグループでは、14点満点中、平均4.1点(正答率29.3%) ・(B)を聞いたグループでは、14点満点中、平均12.7点(正答率90.7%) また、(B)を聞いたグループ27名のうち、12名が100%の正答率でした。 |
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