| 新版・災害が起こったときに 外国人を助けるためのマニュアル |
このマニュアルは、1999年に刊行した『災害が起こった時に外国人を助けるためのマニュアル(弘前版)』の新版です。
マニュアルの特徴は以下の点にあります。
- 使い手は、外国人に地震に関する情報を的確に伝えようとする人たちです。具体的には市町村役場の担当者や消防、ボランティア団体、マスコミ、町内会の世話役といった皆さんを想定しています。
- 災害発生時から72時間以内に必要となる情報の表現を時間軸に沿って用意しています。
- 情報の表現は「やさしい日本語」で作られています。「やさしい日本語」とは、友人との待ち合わせ(時間や場所を決める)ができたり、自分の欲しいものを説明して買い物ができたりする程度の日本語能力があれば理解できる表現のことです。おおむね外国人のための日本語能力試験3級程度の2000語で作られています。
- ラジオの放送や防災無線、テレビの字幕スーパー、ポスターやビラなどに使います。
- マニュアルでは、外国語の使える病院リストや避難場所の地図、国際電話のかけられる公衆電話の地図といった地域情報の示し方や作り方を実物と共に掲載しています。
- これら以外に、災害発生時に多言語への翻訳や通訳をしてくれる全国のボランティアリスト、大使館リストといった住所録も用意しています。被災地の外に支援を求めようという考えです。
- 実例集(Tの放送用案文、Uの掲示物、Vの住所録)としてだけでなく、やさしい日本語でさらに必要な情報を作ろうとする人には素材集(Uのイラスト集など)として、やさしい日本語の考え方を知ろうとする人にも使ってもらえる(Wの解説)構成にしました。
マニュアル内での具体的な都市名は「弘前」となっていますが、弘前の情報を皆さんのコミュニティの情報に置き換えれば、災害が起こったときに、それぞれの地域でそのまま使える「減災マニュアル」になることを想定して作成しています。
1 放送などに使うやさしい日本語の案文
2 ポスターやビラなどやさしい日本語を用いた掲示物の具体例
3 ふだんから使える外国人のための住所録と連絡方法
4 地図集
避難場所の地図
外国語の通じる病院の地図
国際電話の使える公衆電話の地図
白地図
5 大使館の連絡方法
安否確認カード見本
安否確認カード原版
4 やさしい日本語の説明とマニュアルの特徴
2005
弘前大学人文学部社会言語学研究室
減災のための「やさしい日本語」研究会