やさしい
日本語
日本語観 日本の
言語外交
卒業研究 これまでの
活動
青森県の
方言
サイトマップ


お問い合わせ  ホーム  



「やさしい日本語」掲示物一部改訂について




これまで、社会言語学研究室では、多くの掲示物を公開してまいりました。
現在、掲示物を主な内容とする物は、
1999年『災害が起こったときに外国人を助けるためのマニュアル(弘前版)』、
2005年『新版・災害が起こったときに外国人を助けるためのマニュアル』、  
2013年『増補版 災害が起こったときに外国人を助けるためのマニュアル』 
を刊行しております。
しかし上記で掲載しております2012年以前の掲示物には、それ以降に追加されたルールが反映されていないものや、
日本語検定の改訂に伴い使用できなくなった語彙が含まれているものもありました。
今回はこのような掲示物を合計20枚改訂いたしました。
以下に、改訂いたしました掲示物と、その詳細を記載しております。


これまで2013年『増補版 災害が起こったときに外国人を助けるためのマニュアル』を
活用されていた方は、下記の20枚を差し替えることで、引き続き活用することができます。


また、こちらの掲示物は、災害時に避難所等で活用していただくことを想定したものですが、
掲示物中の案文はSNSなどの文字数が限られているツールでの発信にも有効です。
ぜひ、ご活用ください。

⇒改訂掲示物の一括ダウンロード(20枚分)はこちらです。




13番 長電話の禁止を知らせる


(新)               (旧)


こちらのポスターは、「長電話をしないでほしい」という内容をより伝わりやすくするため、
タイトルを「電話は 混んでいます」から「短い 電話をして ください」へ訂正しました。
また、なぜ長電話が禁止されているのかという理由を説明するため
「電話を 使いたい人が います」という表現を使用しています。





37番 テレビで外国語のニュースがある時間

(新)               (旧)




38番 ラジオで外国語のニュースがある時間

(新)               (旧)


これらのポスターは、「__語」と日にちの「_月_日_曜日」部分を2文へ分割しました。
実際に掲示物を作成する場合は、具体的な言語名を入れて使用することができます。
複数の言語名を記入しての使用も可能です。





40番 ゴミの分別を知らせる

(新)               (旧)


こちらのポスターで使用されていた「わける」はN2N3 相当の語彙のため、N4相当の「捨てる」に置き換えました。
また、ゴミを捨てるだけではなく「分別してほしい」という内容をより伝わりやすくするため、
「決まった ところ」「ゴミは 捨てる ところが 決まっています」という表現を使用しています。





49番 水の無料配給を知らせる

(新)               (旧)


こちらのポスターは、1文目の文章に「水をもらうことができる」という内容と「水は無料」という内容の、
2つの内容が含まれていたため、2文に分けました。
また、「無料」はN2N3 相当の語彙ですが、災害学習語彙でもあるため、あえて使用し、
「お金がかからない」という意味と結び付けやすいように次の文へ繋げました。
改訂前に使用されていた「入れ物」はN2N3 相当の語彙のため、「水を 入れる物」へ変更しました。



50番 水の無料配給を知らせる(ペットボトル)

(新)               (旧)


こちらのポスターは、1文目の文章に「水をもらうことができる」という内容と「水は無料」という内容の、
2つの内容が含まれていたため、2文に分けました。
また、「無料」はN2N3 相当の語彙ですが、災害学習語彙でもあるため、あえて使用し、
「お金がかからない」という意味と結び付けやすいように次の文へ繋げました。



59番 開いている銀行を知らせる

(新)               (旧)



60番 開いている郵便局を知らせる

(新)               (旧)


これらのポスターは、「引き出す」という表現を「出す」という表現に変更しました。
「引き出す」は「引く」と「出す」の2つの動詞から成る複合動詞です。
このような複合動詞は誤解を招きやすいため、「やさしい日本語」では使用を控えます。
そのため「お金を 出す」という簡単な文章に変更しました。
また、「通帳と ハンコは いりません」という表現を無くして、
「身分証明書が あれば お金を 出すことが できます」
「身分証明書は あなたの 顔や 名前が わかるものです」
という表現を追加しました。こちらは、不要なものよりも、
必要なものを書いた方がより効果的に情報を伝えられるのではないかという考えに基づくものです。
ポスターやその他の情報発信において、
限られたスペースや文字数で相手により効果的な情報を伝達するためには、
このような情報の取捨選択が求められるだろうと考え、今回の変更に至りました。






63番 相談窓口が開設したことを知らせる

(新)               (旧)


こちらのポスターでは、「相談すること」と「お知らせを聞くこと」の意味が重複していたため1文にしました。
また、具体的にどの外国語で相談が可能なのかを明記する形にしました。
複数の言語で相談が可能な場合は、
空欄部にそれらの言語名を併記することで1枚のポスターにまとめることが可能です。





66−1番 エコノミークラス症候群を防ぐため(2枚組)1

(新)               (旧)


こちらのポスターでは、改訂前は、可能性の表現を「急に 死ぬことが あります」と表記していました。
この度、在日外国人へ「〜ことが あります」と「〜かもしれません」のどちらがわかりやすいかという調査を行ったところ、
「〜ことが あります」は5%、「〜かもしれません」は53%でした。
このため、「急に 死ぬかもしれません」という表記に変更しました。





66−2番 エコノミークラス症候群を防ぐため(2枚組)2

(新)               (旧)


こちらのポスターは、タイトルを「すること」から、「1,2,3のことをして ください」へ変更し、より具体的にしました。
また、1文目については、誤解を生じさせないように「体の中の」を追加しました。
「リットル」はN2N3 相当の語彙ですが、リットルを意味する「L」という単位表記は
在日外国人への調査で理解率96%であったためこちらを使うことにしました。





67番 ケガの手当てができることを知らせる

(新)               (旧)


こちらのポスターはタイトルと文章全体を改訂しました。
改訂前のポスターでは「手当て」というN1相当の語彙を使用していましたが、
改訂後はN4 相当の「治す」という語彙に置き換えました。
また、具体的な場所である「救護所」の情報を追加しました。





68番 救護所の場所と開設を知らせる

(新)               (旧)


こちらのポスターでは文章の一部を改訂しました。
改訂前に「救護所」の説明に使われていたN1 相当の「手当て」という語彙を、
N4相当の「治す」に置き換えました。





76番 規則正しい食事を呼びかける


(新)                    (旧)


こちらのポスターではタイトルと文章全体を改訂しました。
改訂前のポスターでは「ごはん」という単語を使用していましたが、「米」に限定したものという誤解を防ぐため、
改定後のポスターでは「食べ物」という単語に置き換えました。
また、改訂前のポスターで使われていたN2N3 相当の「きちんと」という語彙を
改訂後のポスターでは「しっかり」というN4相当の語彙に置き換えました。





80番 ふとんを干すことを呼びかける

(新)               (旧)


こちらのポスターではタイトルと文章全体を改訂しました。
改訂前のポスターでは「ふとん」とひらがなで表記していましたが、
改訂後のポスターでは「布団」と漢字での表記に改訂しました。
「布」も「団」も漢字としての級はN2N3 相当ですが、
「やさしい日本語」では漢字にルビを振りますので、
語彙としての「ふとん」の級はN4ですから、あえて漢字の「布団」を使うことにしました。
また、改訂前のポスターで使用されていた「干す」は、
語彙、漢字ともにN2N3 相当のため、「外に 出す」というN5 相当の文章に置き換えました。
布団を折りたたんだまま外に出すということがないように、
「布団を 掛けて ください」という文を付け加えました。
また、布団を干すことによって布団がきれいになるということを示すため、
改訂前のポスターの「ふとんを きれいにして ください」という文を
「布団が きれいになります」という文に置き換えました。





95−3番 原子力発電所事故関連3(屋内退避を呼びかける)

(新)               (旧)


こちらのポスターでは文章の一部を改訂しました。
改訂前のポスター「放射線が つくかもしれません」という文に、
改訂後のポスターでは「体に」と付け加え、
「放射線が 体に つくかもしれません」という文に改訂しました。





98−1番 原発からの距離が安全であることを知らせる(地図版)

(新)                    (旧)



98−2番 原発からの距離が安全であることを知らせる(イラスト版)

(新)               (旧)


こちらは、改訂前のポスターで「福島県の 原子力発電所で」と書いていたところを、
「__県」の 原子力発電所で」という表記に変更しました。
実際にポスターを作成する際に、見本として使いやすくするためです。
また、「原子力発電所」のことばの後に「やさしい日本語」での言いかえ表現を付けました。





99番 妊婦の方へ注意を呼びかける

(新)               (旧)


こちらのポスターでは、「おなか」「はる」を平仮名で表記していましたが、
漢字圏の人にも分かりやすくなるよう、「お腹」「張る」と漢字で表記することとしました。
最初の1文は、30拍を超えていたため、2文に分けて文の構造を簡単にしました。
そして、元々最終文にあった「体が いつもと 違うときは がまんしないで ください」を
「体が いつもと 違うときは 医者に 相談して ください」へ変更し、2文目へ移動しました。
「1.」の1文目「お腹が 張る」という文には、N2N3 相当の「張る」という語彙が使用されていたため、
N4相当の「硬くなる」という言い換えを追加しました。
また、「1.」の2文目「1時間に 2回より 多い」を「1時間に 3回以上 張る」へ変更しました。





124番 脱水症状への予防を呼びかける

(新)                      (旧)


こちらのポスターは、脱水症状の予防を呼びかけるものであるため、
タイトルを「もらうことが できます」から「水を 飲んで ください」に変更しました。
最初の1文が30拍を超えていたため、短くまとめて文の構造を簡単にし、さらに、最終文へ移動しました。
また、在日外国人へ、「〜ことが あります」と「〜かもしれません」の
どちらがわかりやすいかという調査を行ったところ、
「〜ことが あります」は5%、「〜かもしれません」は53%でした。
このため、「急に 死ぬかもしれません」という表記に変更しました。
「リットル」はN2N3 相当の語彙ですが、リットルを意味する「L」という単位表記は、
在日外国人への調査で理解率96%であったためこちらを使うことにしました。






先頭へ  ホーム

QLOOKアクセス解析